あたしは人形じゃない…
なんか色々大変なことになったな…
「ねぇ?見せて?」
「ほい…」
「これ…やっぱり似てる…ママのやつはここが赤なんだけど…ねぇ!これどこで買ったの!」
「は?知るかよ…これは親父からもらったんだ…」
「え?悠鈴くんのパパとあたしのパパ…」
「なんだよ…」
「なんで…同じものを持ってるのかな?って…それに…どうして悠鈴くんのパパは悠鈴くんにあげたんだろう…パパもなんでママに…」
「しるか!それはこれから…」
「あたしが調べる!
気になるもん!あのネックレスパパすごく大事にしてたの!なのにママは絶対に付けない…なんでか聞いたことがあるけどこれは付けるためにあるんじゃないよ?って言われたからそんなに大事なものなんだって思って何も言わなかったけど…」
「いや…俺が調べるからお前は…」
「やだ!あたしも…あたしがいるとダメ?」
「いや…そーいうわけじゃ…」
「お願い!」
なんだよ…
そんな上目遣いどこで習ったんだか…
「いいよ。」
「やったー!」
喜怒哀楽の激しいやつ…
俺は初めてあった時から…
お前に惹かれてたのかもしれない…
なぁ…これから調べることは簡単な事じゃない…
莉奈…
俺が必ず命かけて守ってやる…