あたしは人形じゃない…
「さぁ
はじめるか!?まずこの問題解いといてくれ!俺か意義があるもんでな?終わったら帰っていいぞ?」
なに?補修だなんて言ったくせに問題解いとけ?このクソハゲ親父!
こんなこと口が裂けても言えないが…
仕方ないやり始めますか…
それにしてもこの先生に連れられてきた平野悠鈴くん…頭いいのに…
「なに?なんかついてる?」
「あ!いや…何でもないです。」
「俺が補修なの変だなーとでも思ってんだろ?」
「い…いや…そんなことないです…」
ありますよ!おーありですよ!
頭いいくせに
「遅刻…」
「へ?」
「遅刻したから補修なんだって
遅刻くらいで補修なんかしてられっかよな?」
「へへっ(苦笑」
「あー!終わった!じゃ!お先…」
「え?もー終わったの?門限…」
「門限?」
「うん…門限6時なの…間に合わない…」
「今どきそんなんあるんだな?」
こいつ心の中で笑ってるぜったいそーだ
まぁ…高校生にもなってもんげんが6時だなんて笑われてもしかたがない…
「ここ間違ってる」
「へ?帰らないの?」
なんで?
「早く帰らなきゃいけないんだろ?」
「ぅ…うん」
「なら早くやれよ。ここは…こうして…」
「すごい!すごいよ!ありがとう!えーと…」
「悠鈴。」
「へ?」
「平野悠鈴」
「ありがと、悠鈴くん」
「あぁ。帰るぞ」
「まって!」
なんか雰囲気とちがうかも…