君と、世界が変わる瞬間に。
ーガラガラー
「ごめん瑠璃っ」
「いいよ~!…それよりどうだった?!」
手伝ってもらったうえ、ひとりで作業させてた瑠璃に対して誤魔化しができるはずもなく
「…話したよ。…一緒に屋上で昼ごはん食べた」
「うんうん!いいねぇ!…空的にはどんな感じ?!」
「どんな感じって…っ。…好きだって気づいてからなんだか胸のドキドキがすごい…きがする」
そういうと瑠璃は「こっちまで赤くなっちゃいそう」と手でパタパタと顔を仰いだ。
ーキーンコーンカーンコーン…ー
そしたらちょうどチャイムがなり、まだ聞きたいのにぃ、と瑠璃は文句を言っていいながら仕方なく席にもどっていった。…私は机の上に出された生徒会の資料を急いで片付けて、次の授業の教科書とノートをだした。