君と、世界が変わる瞬間に。
【翌日】
「……ふっくしゅっ!!…ズッ…」
ーピピピピー
「38度3分……」
昨日雪の中歩いて帰ったりしたからかな……?
くしゃみが止まらないし、鼻水ダラダラだし、喉は痛くて咳は苦しい。体もダルいし…夕凪君は風邪ひいてないといいけどな。
ーピロンー
《空!風邪ひいたんだって?!大丈夫?!》
大丈夫…だよ!…っと。
《ちゃんと休まないとダメだからね?》
うん、瑠璃ありがとう。…そういえば夕凪君は学校ちゃんといってるのかな?
《夕凪君来てるよ!私に空はなんで休みなのかって聞いてきたぁ》
よかった、夕凪君は大丈夫そうで。
《って空はメールしてる場合じゃないの!寝てて!……お大事にね!明日は待ってるから》
はは、瑠璃ってば。…仕方ないし寝ようかな。
「っとその前に薬飲んでおかないと」
えー、確かこの辺に…。あったあった。
私はふらふらになりながらも水で薬を流し込み、おでこに冷えピタを貼ってからベットへ戻った。