君と、世界が変わる瞬間に。








ーチリリリリリリリー



「ん……っ」


目覚まし…うるさい。


「…ふわぁぁあ」


あ、体温図らないと。




ーピピピピー


「36度2分。うん、いいかな!体も重くないし、声はまぁ…少し鼻声かもだけど。……一応治ったことにはかわりないよね」


私はいそいそと制服に腕を通す。一応薬も飲んで、コートにマフラーをつけ。


「行ってきます」


そして家を出た。


ーチャラチャラー


「はいもしもし」


『空っ、今日はどう?これそう?!』


「うん、すっかり元気に!今登校中」


『よかったぁ!なら学校で待ってるよ〜』


「うん!」


瑠璃にも心配かけてたし、早めに行こうっと。





< 150 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop