君と、世界が変わる瞬間に。
ーチリリリリリリリー
「ん……っ」
目覚まし…うるさい。
「…ふわぁぁあ」
あ、体温図らないと。
ーピピピピー
「36度2分。うん、いいかな!体も重くないし、声はまぁ…少し鼻声かもだけど。……一応治ったことにはかわりないよね」
私はいそいそと制服に腕を通す。一応薬も飲んで、コートにマフラーをつけ。
「行ってきます」
そして家を出た。
ーチャラチャラー
「はいもしもし」
『空っ、今日はどう?これそう?!』
「うん、すっかり元気に!今登校中」
『よかったぁ!なら学校で待ってるよ〜』
「うん!」
瑠璃にも心配かけてたし、早めに行こうっと。