君と、世界が変わる瞬間に。
「じゃあ送るよ」
「え?!いいですよ!……道も覚えましたし」
「女の子を1人で返すなんて男としてありえないよ。…さぁ、行こっ」
うぅ、なんだか晴人さんはモテる男性って感じだなぁ……。
「ん?どうかした?」
「い、いえっ」
そこからは、晴人さんが話すのに私は相槌をうったり質問に答えたりで、結構話をすることが出来た。晴人さんはトークするのが上手くて話しやすい。…読めない人だとは思うけど。
「……あ、今日はありがとうございました。また明日行きますね!」
「うん。こちらこそありがとう」
私は晴人に一礼して、改札を抜けた。