君と、世界が変わる瞬間に。
「お前ら何やってるんだァ!!!!!」
「げ…っ」
「お前ら4人進路指導室に来い!!!!」
その場を収めたのは、進路主事の浜辺先生だった。人気者なのに怒るとすごく怖いことで有名の先生。
でも、なんでここに先生が?…ここは一般的に先生は通らないはず。…ていうか通っているのを見たことすらない。
…どうして…?
ーポタっー
「冷たっ…」
水?…違う、雨?……あ、でも上がってる。
そう思った瞬間、日が射し込んだ。
「…もしかして……」
そんなはずはない。…そう思うのに足はとっさに進みを始めていた。