君と、世界が変わる瞬間に。
私の存在
球技大会って実はつまらない
今日は球技大会当日。
私は前決めたバレーに、瑠璃とでることになっている。
「空〜1回戦どこと〜?」
「3組Aチームだよ」
「3組かぁ。…3組って確か、派手目な子が多いクラスだよね〜」
そう。3組は化粧をしたりする子が多い。スカートも短くてパンツ見えるんじゃないの?ってくらい短い。
そして私の苦手なタイプ。
「瑠璃、空、頑張ろうね!」
クラスの中心的な女の子の橋下杏奈さんがそう言った。杏奈ちゃんは化粧をしていなくても可愛い。が、スカートは異常に短い。
でもこの子はすごく好印象で、優しいし、人に当たったりしない。…まぁ陰口とかなら言ってるけど。
「かんばろー!ふたりともっ」
そして、杏奈ちゃんと仲のいい、華村皐月ちゃん。華村さんはソフトボール部で運動神経は良い。童顔で可愛いし、スカートも膝上で校則違反はしていない。
けど、人の悪口をよく言っていて、嫌いではないが…話すとなると少し苦手なタイプかな。
表面では優しいし、いいところもあるんだけど…裏表が激しすぎる感じ。
「がんばる〜!」
「うん!」
ニコッと笑ってそう答える。相手が不快感を感じないように。