君と、世界が変わる瞬間に。






「空!夏休み連絡するね〜!」


「うん!」


瑠璃に手を振って私は学校をでた。

今日もバイトがあるから、私は家ではなく駅へ歩き出した。

電車の中で私は携帯を開き、夕凪君にメールする。


《体調はもう大丈夫?…よかったら、今日会えませんか?》


よしっ!…あとは送信ボタンを押すだけっ!!……そう、押すだけなんだけど…

ものすごく緊張してなかなかボタンを押しきれない。

3カウントで押そう!!…3…2…1……って無理!!はぁ…もう、今日はやめようかな……


ーガタンッゴトンッ!ー


「わっ…!」


ーポチッー


ん?ポチッ?……あぁぁああ!!!!…送信…完了…。…やってしまった……。………でも、逆に良かったかも…。…うん、そうでもしなきゃきっと送れなかった。

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