君と、世界が変わる瞬間に。
ー…
ーガチャー
「おはようございます」
「あ、おはよう」
この人はバイト先の先輩で青山さん。この青山さんはは他の人と比べて優しくていい人だ。いつも私のことを気にかけてくれて、この青山さん、とならうまくコミュニケーションがとれそう。
けれど、青山さんはあまりバイトに入ってないし、入っていても私が入る頃にはもうあがってしまう。
「じゃあ、がんばってね」
「はい」
…今日のシフトは、いつもの先輩3人と店長…。最悪の組み合わせ。
「はぁ…」
ーブーブーー
あれ?携帯ふるえてる…
《もう大丈夫や!…なんじにどこに行けばええ?》
《8時とかでも大丈夫?》
《ええけど、雨野さんは大丈夫なん?》
《うん。バイト終わってからだから》
《りょーかい!》
あ!やばっ…もう時間っ!…
「雨野はいりまーす!」