絶望を超えたその先には
だから気がつかなかったのかなー
なんて考えごとしてたらもう校門まで来ていた。
「ふー!セーフ!!」
まあ、40分だからまだ急がなきゃいけない
初日からこんな遅刻する人なんていなく、私たちの周りは1人もいなかった。
「で、蓮は理事長室とか行かなくていーの?」
体育館を目指し、走りながら会話する私たち
「あぁ。そのまま体育館で挨拶するらしーし。」
挨拶?
「挨拶って??」
「芸能コースができましたって言う感じの。俺が芸能コースの代表者だってさ」
それって…、
「絶対遅れちゃいけないやつじゃん!!もっと早くいってよ!?いつものことながら、適当すぎるわ!」
自分のことなのに他人事すぎるっ!!