絶望を超えたその先には

「えー。」








なんて言う適当男















「えー、じゃない！」








いつも私たちは基本、兄弟みたいな感じだ。
















…でも、たまにさっきの蓮みたいに蓮が優位に立つことも、しばしば。










あーゆう蓮は見慣れてないからドキドキしてしまう…
















ふぅ…と気持ちを落ち着かせていると、蓮がいきなり立ち止まった。






「…大丈夫？」















意地悪蓮にしては控えめに聞いてきた。






それにつられて私も立ち止まる。





「…なにが？」















わかってるくせに聞く私。






「芸能コースができたってことは芸能界に関わってる人がたくさん来るってことだぞ…？」














わかってるよ



そんなことは。









「私は大丈夫だから」







そんな顔しないで？蓮