絶望を超えたその先には
女子の嫉妬は恐ろしいからね…!!
なめてると、やばいってことは経験上わかってはいる。
「ちょっと、なんで今日遅刻〜?」
私の隣の席にいたさっちゃんこと、橋本 沙世(はしもと さよ)が話しかけてきた
美人でスタイルも良くて、姉御肌なとこがあるバサバサ系女子だ
初めて会った時、モデルさんとかかな〜って思うぐらいに美人さんなさっちゃん。
「えーと…寝坊かなぁ?」
まぁ、蓮と言い合いしてたから遅れた部分もあるけどね!
そんなこと言ったら蓮は俺のせいにすんなって怒るだろうし、さっちゃんも驚かせてしまう…。
実はさっちゃんには蓮と幼なじみってことを言ってないんだよね
…信用してないってわけじゃない
ずっと学校に来てなかった私がいきなり学校に来た…そんな私に1番最初に話しかけてくれたのがさっちゃん
高校1年生の後半から学校に来た理由を無理には聞いてこない
そんな優しいさっちゃんに甘え続けて、結局言えてないまま