絶望を超えたその先には
…
……
……………。
「…相原」
………
「相原」
………。
「相原!」
んっ…うるさいな〜
もう!誰の声?
気持ちよく寝てたのに…若干不機嫌な私が渋々顔を上げた
まだ完全に起きれてない脳を無理やり働かせて、前にいる人物を見る
なんとっ……目の前に悪魔が私を睨んで立っていた。
「おはよう。相原」
似合いまくってる冷笑を浮かべ、私を見てる莉音ちゃん。
こんな怖いヤンキーに「莉音ちゃん」なんて呼んでるのはこの学校で私しかいない