ロボット・ファクトリー
「朝の読書の時間」の、
チャイムが鳴る。

AM8:20


こんな朝早くから、
真面目に小説なんか、読める?


私は無理だよ。



だから、
ヒロキの執筆した、エッセイを読む。

もう、五回は読んだかな。



『僕は、恋愛なんてナンセンスだと、思いますね。歌手として、俳優として、恋愛って必要ありますか。僕は、自分のこと、世間に消費される生産ぶつだと、思ってます。割り切ってますね。一般人じゃ、ないんですから。テレビの画面に映る仕事です。割り切って、ますね。』




ここ!
ここが、一番痺れる。

赤ペンで線を引いて、
蛍光ペンで塗りたいくらい、好きな箇所。




私は、この感覚に生かされている。
< 2 / 29 >

この作品をシェア

pagetop