私の本音は、あなたの為に。
そう。
もう、ママは私の事を“勇也”として認識していない。
きちんと、実の娘の“優希”として認識してくれているのだ。
実際、ここまで来るのは大変だった。
私がカミングアウトした後、当たり前の様に私に向かって怒ったママ。
けれど、私はそれにひるまず、懸命に兄と私について語り続けた。
電話越しに私とママのやり取りを聞いている2人は結局感情移入して号泣し、応援の言葉も最後には貰えなかったけれど。
今は、そんな事は関係無い。
とにかく、私はママに思い出して貰える様、その日以降も日夜問わずにママに説明し続けた。
昔のアルバムを見せたり、私が女子の格好をしていた写真を見せたり、兄についての思い出を語ったり。
混乱していたママに、
「あなたは私が産んだ子じゃないのよ」
とまで言われ、かなり落ち込んだ日もあったり。
何を言っても“優希”だと認められなくて、“勇也”に戻る事を真剣に考えた事もあった。
けれど、そんな時に何度も相談に乗ってくれたのは、やはりあの2人で。
最も、五十嵐からは、
「失敗して俺と30秒ハグするのと、成功してやっぱり俺と30秒ハグするの、どっちが良いよ?」
と、謎のアドバイスしか貰えなかったけれど。
そんな2人から、何度も力を貰って。
もう、ママは私の事を“勇也”として認識していない。
きちんと、実の娘の“優希”として認識してくれているのだ。
実際、ここまで来るのは大変だった。
私がカミングアウトした後、当たり前の様に私に向かって怒ったママ。
けれど、私はそれにひるまず、懸命に兄と私について語り続けた。
電話越しに私とママのやり取りを聞いている2人は結局感情移入して号泣し、応援の言葉も最後には貰えなかったけれど。
今は、そんな事は関係無い。
とにかく、私はママに思い出して貰える様、その日以降も日夜問わずにママに説明し続けた。
昔のアルバムを見せたり、私が女子の格好をしていた写真を見せたり、兄についての思い出を語ったり。
混乱していたママに、
「あなたは私が産んだ子じゃないのよ」
とまで言われ、かなり落ち込んだ日もあったり。
何を言っても“優希”だと認められなくて、“勇也”に戻る事を真剣に考えた事もあった。
けれど、そんな時に何度も相談に乗ってくれたのは、やはりあの2人で。
最も、五十嵐からは、
「失敗して俺と30秒ハグするのと、成功してやっぱり俺と30秒ハグするの、どっちが良いよ?」
と、謎のアドバイスしか貰えなかったけれど。
そんな2人から、何度も力を貰って。