遅すぎた初恋
「私はね。望と一緒だよ。いやそれ以上にタチが悪い。君は何も知らないんだ。私が君に何を思っているのか。君に何を求めているのか。
…そして君に何をしたのか…。
キスをしたのはこれで2回目だ。知らなかっただろ?
私はね…星羅。君…を愛してるんだ。 弟の妻である…君をね。
欲しくて…欲しくて…堪らないんだよ。
君のこの体が。私の心はね…邪な気持ちで一杯なんだ。
私は君が思う良い人ではないよ。欲望に狂った最低な男だ。」
と、ハタハタと涙を流しながら、ただ茫然と私を見つめる星羅の、肌が見えている胸元から鎖骨までをツーっと舌先でなぞり。そのまま首筋や鎖骨にキスを落とした。
「分かっただろう。警戒心がない君が悪い。
もう、私には近づくな。私も君にはもう近づかない。君の笑顔は私を惑わせる。
だからもう…私には見せないでくれ。」
そして全て解放して。「出て行け。」と、泣いている彼女を書斎から追い出した。
くそっとドアに拳を打つ。胎教に悪いな。
隆次が怒ってるだろうな。
私はそのまま一睡もせず、朝方皆がまだ起き出してこない時間にマンションへと戻って行った。
終わった。これで何もかも。
とうとう、やらかしてしまった。
最低だ。最低だ。最低だ。
星羅の怯えた顔が目に焼き付いて離れない。
だが、私は嫌なんだ、君に義兄として見られるのが、信じて疑わぬその目を向けられるのが、
もう耐えられないのだ。
…そして君に何をしたのか…。
キスをしたのはこれで2回目だ。知らなかっただろ?
私はね…星羅。君…を愛してるんだ。 弟の妻である…君をね。
欲しくて…欲しくて…堪らないんだよ。
君のこの体が。私の心はね…邪な気持ちで一杯なんだ。
私は君が思う良い人ではないよ。欲望に狂った最低な男だ。」
と、ハタハタと涙を流しながら、ただ茫然と私を見つめる星羅の、肌が見えている胸元から鎖骨までをツーっと舌先でなぞり。そのまま首筋や鎖骨にキスを落とした。
「分かっただろう。警戒心がない君が悪い。
もう、私には近づくな。私も君にはもう近づかない。君の笑顔は私を惑わせる。
だからもう…私には見せないでくれ。」
そして全て解放して。「出て行け。」と、泣いている彼女を書斎から追い出した。
くそっとドアに拳を打つ。胎教に悪いな。
隆次が怒ってるだろうな。
私はそのまま一睡もせず、朝方皆がまだ起き出してこない時間にマンションへと戻って行った。
終わった。これで何もかも。
とうとう、やらかしてしまった。
最低だ。最低だ。最低だ。
星羅の怯えた顔が目に焼き付いて離れない。
だが、私は嫌なんだ、君に義兄として見られるのが、信じて疑わぬその目を向けられるのが、
もう耐えられないのだ。