遅すぎた初恋
コンビニから戻って来ると、マンションの前に、居たら駄目だろうと思われる人物がいた。
星羅だ。何をやってるんだと、急ぎ足になる。
暗がりでもシルエットで私に気づいたのか、道路を渡って来ようとする。
「星羅!危ないから、そこで待っていなさい!」と声をかけたが間に合わず、車道に飛び出してしまった。
星羅めがけて車が突っ込んで来る!コンビニ袋も投げ捨てて車道に入り、星羅を抱きかかえた。車に当たった衝撃は小さかったが、アスファルトに背中を打ち付けた衝撃は重かった。
星羅が無事ならそれでいい。ああ星羅が泣いている。泣くな。頼むから泣くな。愛しているよ。君を。愛してる。と頭を撫でてやろうと手を伸ばし、そのまま意識が遠のいた。
背中が痛いと思って起きたら、病院のベッドだった。
星羅の泣きはらした顔が目に入る。
何か言いたげな星羅の頭をぽんぽんと優しく、最後にバシっとチョップしてやった。
「君は馬鹿か!何を考えてるんだ!動き回っていい体じゃないだろう?」と背中が痛いので、顔だけ向けて怒鳴った。
彼女がまた泣きだす。ああ泣いた。
今度は「泣くな、君達が無事ならいい。」と慰める。「母は知っているのか?」フルフルと横に頭を振る、「一人で来たのか?誰にも言わずに?」コクコクと頷く。
「どうした?母に言えない事でもあったのか?」と言うと、私に抱きついて来た。
「お義兄さんに会いたかったんです。ずっと。」「会えなくて、会えなくて、辛くて、倒れたって聞いて、居ても立っても居られなくてお見舞いに来たんです。」
と泣きながらぎゅうっと抱きついて来る。苦しい!痛い!
星羅だ。何をやってるんだと、急ぎ足になる。
暗がりでもシルエットで私に気づいたのか、道路を渡って来ようとする。
「星羅!危ないから、そこで待っていなさい!」と声をかけたが間に合わず、車道に飛び出してしまった。
星羅めがけて車が突っ込んで来る!コンビニ袋も投げ捨てて車道に入り、星羅を抱きかかえた。車に当たった衝撃は小さかったが、アスファルトに背中を打ち付けた衝撃は重かった。
星羅が無事ならそれでいい。ああ星羅が泣いている。泣くな。頼むから泣くな。愛しているよ。君を。愛してる。と頭を撫でてやろうと手を伸ばし、そのまま意識が遠のいた。
背中が痛いと思って起きたら、病院のベッドだった。
星羅の泣きはらした顔が目に入る。
何か言いたげな星羅の頭をぽんぽんと優しく、最後にバシっとチョップしてやった。
「君は馬鹿か!何を考えてるんだ!動き回っていい体じゃないだろう?」と背中が痛いので、顔だけ向けて怒鳴った。
彼女がまた泣きだす。ああ泣いた。
今度は「泣くな、君達が無事ならいい。」と慰める。「母は知っているのか?」フルフルと横に頭を振る、「一人で来たのか?誰にも言わずに?」コクコクと頷く。
「どうした?母に言えない事でもあったのか?」と言うと、私に抱きついて来た。
「お義兄さんに会いたかったんです。ずっと。」「会えなくて、会えなくて、辛くて、倒れたって聞いて、居ても立っても居られなくてお見舞いに来たんです。」
と泣きながらぎゅうっと抱きついて来る。苦しい!痛い!