副社長は今日も庇護欲全開です
「えっ? でも……」
二つ返事なんて、とてもできない。私はモール内のレストランで十分だけれど、副社長の好みじゃないのかな……。
モール内のお店なら、自分の分は出せれるのだけど……。
いくら相手が副社長だからって、簡単に甘えられない。お店を提案し直そうかと思ったとき、彼が私の心を察したように言った。
「あそこの店なら、周りを気にせず仕事の話もできるから。ここだと、誰に聞かれるかも分からないだろう?」
「そういえば、そうですよね……」
たしかに、モールのお店は賑やかなものばかりだし、ビジネスマンも多い。
もしかしたら、同業他社の人もいるかもしれないんだ……。まして、私の改善案はまだ水面下で進めている業務。
簡単に聞かれてはいけないってこと。
「遠慮をする必要はない。きみと偶然会うことだって滅多にないわけだし、今夜が特別だと思ってもらえたら……」
副社長の言葉に、甘えさせてもらおうか。彼の言うとおり、こうやって偶然会うことはそんなにない。
それになにより、副社長と話がしたいし……。
「はい、ありがとうございます。お言葉に、甘えさせていただきます」
二つ返事なんて、とてもできない。私はモール内のレストランで十分だけれど、副社長の好みじゃないのかな……。
モール内のお店なら、自分の分は出せれるのだけど……。
いくら相手が副社長だからって、簡単に甘えられない。お店を提案し直そうかと思ったとき、彼が私の心を察したように言った。
「あそこの店なら、周りを気にせず仕事の話もできるから。ここだと、誰に聞かれるかも分からないだろう?」
「そういえば、そうですよね……」
たしかに、モールのお店は賑やかなものばかりだし、ビジネスマンも多い。
もしかしたら、同業他社の人もいるかもしれないんだ……。まして、私の改善案はまだ水面下で進めている業務。
簡単に聞かれてはいけないってこと。
「遠慮をする必要はない。きみと偶然会うことだって滅多にないわけだし、今夜が特別だと思ってもらえたら……」
副社長の言葉に、甘えさせてもらおうか。彼の言うとおり、こうやって偶然会うことはそんなにない。
それになにより、副社長と話がしたいし……。
「はい、ありがとうございます。お言葉に、甘えさせていただきます」