副社長は今日も庇護欲全開です
三十階にあるレストランは、落ち着いた品のあるお店だった。
副社長がお店に入ると、男性店員が丁寧に出迎え、奥へと案内してくれる。
店内のテーブルには白いクロスが敷かれ、キャンドルや小さなフラワーアレンジメントが飾られていた。
一八〇度広がる大きな窓からは、街の夜景が見下ろせてとてもロマンチックだ。だからなのか、カップルらしきお客さんが多い。
「ごゆっくり、お過ごしくださいませ」
店内の奥にあるドアを開けた店員さんは、会釈をすると戻っていった。
「下村さん、どうぞ」
「は、はい。ありがとうございます……」
副社長に促され部屋に入ると、完全な個室になっている。
ここからも夜景が見渡せて、さらに華やかな景色だ。まるで、宝石箱の中のように輝く夜景に
思わず目が離せなかった。
「気に入った? ここなら、ゆっくり話せるだろう?」
「本当、そうですね。私、こんな素敵なお店は、初めてです。副社長、ありがとうございます」
さすが、副社長だけあって、当たり前のように個室に案内されるんだ……。
ソファがあったり、照明がシャンデリアだったり、きっとここはVIPルームと呼ばれる場所なんだろうな。
「きみは、お礼を言ってばかりだな」
副社長がお店に入ると、男性店員が丁寧に出迎え、奥へと案内してくれる。
店内のテーブルには白いクロスが敷かれ、キャンドルや小さなフラワーアレンジメントが飾られていた。
一八〇度広がる大きな窓からは、街の夜景が見下ろせてとてもロマンチックだ。だからなのか、カップルらしきお客さんが多い。
「ごゆっくり、お過ごしくださいませ」
店内の奥にあるドアを開けた店員さんは、会釈をすると戻っていった。
「下村さん、どうぞ」
「は、はい。ありがとうございます……」
副社長に促され部屋に入ると、完全な個室になっている。
ここからも夜景が見渡せて、さらに華やかな景色だ。まるで、宝石箱の中のように輝く夜景に
思わず目が離せなかった。
「気に入った? ここなら、ゆっくり話せるだろう?」
「本当、そうですね。私、こんな素敵なお店は、初めてです。副社長、ありがとうございます」
さすが、副社長だけあって、当たり前のように個室に案内されるんだ……。
ソファがあったり、照明がシャンデリアだったり、きっとここはVIPルームと呼ばれる場所なんだろうな。
「きみは、お礼を言ってばかりだな」