泣き跡に一輪の花Ⅱ~Victim or Notice~。
「お疲れ様でしたー」
「お疲れ様です」
試験を終えて会場を出ると、
廊下や出入口の校門には沢山の教授や案内係がいた。みんな受験者に挨拶をしているようだ。
挨拶にお辞儀や張り付いたような笑顔で
返し、俺は校舎を出た。
「ふぁ~眠っ」
欠伸をしながら歩いていると、俺は校門の前に見知った人物がいるのを見つけ、俺はそこまで早歩きした。
彼女の菜畑純恋(ナバタスミレ)だ。