君ともう一度 あの春を迎えよう
ガラッー・・・

ドアの開く音が教室に響く。

中にいたクラスメイトが数人

俺の方を向く。

だからといって、

挨拶をすることも無く、

笑顔で駆け寄ることも無く、

目を逸らす。

別にいい。

どうでもいい。

この人達は、無視をしている訳じゃない。

だって俺は、話しかけてもない。

だから、傷つく理由もない。

そんなクラスの雰囲気に、

嫌気が差し、

誰かが声をあげる・・・。

なんて劇的な事には、

天と地がひっくり返っても ならないだろう。

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