君ともう一度 あの春を迎えよう
俺は、そのまま席に着いた。

カバンの中身を机にしまった。

そして俺は、とりあえず本を読む。

物語はいい。

主人公が、たとえどんな奴でも

大抵 ハッピーエンドだから。

邪魔が入っても、

大体上手くいく。

そういうところが好きだ。

自分には、到底出来ない事を

やってのける本の中の彼らに、

なってみたいと、たまに思う。
< 4 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop