たった一言の言葉が言えなくて…



「んーあった!!!


3組か…

紗那、俺と同じクラスだってさw

また1年よろしくな?」

そう言って私の頭をポンポンと触る有谷


「うん…よろしく

ってかまた同じクラスか」



「4年連続だなw

クラス見たし、そろそろクラスに行こうぜ!」

先に歩き出す有谷の後を着いていくと


「そう言えば、何でこの高校にしたんだ?」と前を歩いてた有谷が振り返る


そんな有谷に「秘密」とだけ言うと
「教えろよ!」と騒ぐ


それを無視して歩く私

(そんなの有谷が好きだからだよ…)


好きだから、有谷の後を追って
必死に勉強した。


ただそれだけの事


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