優しい音を奏でて…優音side
元カレ
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
元カレ
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─── 1月4日 金曜日 ───
6時。
俺の腕の中で、奏が身動(みじろ)ぎする。どうやら、こっそり抜け出そうとしているようだ。
俺は後ろから、ぎゅっと奏を抱きしめた。
「ゆうくん?」
「奏、おはよう。」
「おはよ。」
腕を緩めない俺に困っているようだ。
「………
ゆうくん?
今日から、仕事でしょ?」
「ヤダ。」
「ぷっ」
奏が噴き出した。
「ゆうくん、離して。
これじゃ、ゆうくんの顔も見れない。」
その言い方がかわいくて、俺は腕を緩めた。
奏が振り返って、向き合うと、俺は呟いた。
「ずっと、こうしてたい。」
「うん。」
奏は俺の胸に顔を埋めて、ぎゅっと抱きしめた。
「でも、仕事はいかなきゃ。
1日がんばったら、明日、休みでしょ?」
ずるいなぁ。
そんな事しながら言われたら、イヤって言えないじゃん。
「あーぁ。
仕方ないなぁ。」
俺は仕方なく、腕を緩めて奏を解放した。
「奏、先、シャワー浴びて来て。」
「ゆうくん、先でいいよ。
ゆうくんの方が出勤時刻が早いんだから。」
「じゃあ、一緒に。」
「ダメ!」
くくく。
2人でいるのが、とても楽しい。
もっとイチャイチャしてたい。
俺たちは、ギリギリまで2人の時間を楽しんだ結果、遅刻すれすれで出勤した。
元カレ
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─── 1月4日 金曜日 ───
6時。
俺の腕の中で、奏が身動(みじろ)ぎする。どうやら、こっそり抜け出そうとしているようだ。
俺は後ろから、ぎゅっと奏を抱きしめた。
「ゆうくん?」
「奏、おはよう。」
「おはよ。」
腕を緩めない俺に困っているようだ。
「………
ゆうくん?
今日から、仕事でしょ?」
「ヤダ。」
「ぷっ」
奏が噴き出した。
「ゆうくん、離して。
これじゃ、ゆうくんの顔も見れない。」
その言い方がかわいくて、俺は腕を緩めた。
奏が振り返って、向き合うと、俺は呟いた。
「ずっと、こうしてたい。」
「うん。」
奏は俺の胸に顔を埋めて、ぎゅっと抱きしめた。
「でも、仕事はいかなきゃ。
1日がんばったら、明日、休みでしょ?」
ずるいなぁ。
そんな事しながら言われたら、イヤって言えないじゃん。
「あーぁ。
仕方ないなぁ。」
俺は仕方なく、腕を緩めて奏を解放した。
「奏、先、シャワー浴びて来て。」
「ゆうくん、先でいいよ。
ゆうくんの方が出勤時刻が早いんだから。」
「じゃあ、一緒に。」
「ダメ!」
くくく。
2人でいるのが、とても楽しい。
もっとイチャイチャしてたい。
俺たちは、ギリギリまで2人の時間を楽しんだ結果、遅刻すれすれで出勤した。