先生あのね。
私はこの窓際の席が好きだ。
春の気持ちいい風が通り抜ける。
そして、私の好きな人の姿が見える私の特等席。
(蒼先生…気づいて…好きです。
3階からちょうど見える2階の理科準備室。
先生は窓際に座ってタバコを吸ってる。(タバコ吸っちゃダメなんだけどね?
(先生…先生!
心の中で叫ぶ。
届いてるはずもないのに…
いつも水曜日の5時間目になると、水瀬先生は窓際で、外を眺めながらコーヒーを飲んだりタバコを吸う。
そんな姿を眺めて居られる最高のひと時なのに…
「さ・く・ら・だ!!!」
教科書を丸めて頭を叩いて来る。
これ以上バカになったらどうしてくれるんだ。
ほらこうやって、私の天敵がいつも幸福の時間を邪魔しにやって来る。
「桜田、お前はいつもどこ見てるんだよ。黒板は前だぞ?お前の黒板は、窓の外にあるのか?」
あぁ、そのセリフ何回聞いたか…耳にタコができるよ…。
『すいませーん。』
いつもこのパターンだ。
「よしっっ!桜田のために席替えをしよう!」
春の気持ちいい風が通り抜ける。
そして、私の好きな人の姿が見える私の特等席。
(蒼先生…気づいて…好きです。
3階からちょうど見える2階の理科準備室。
先生は窓際に座ってタバコを吸ってる。(タバコ吸っちゃダメなんだけどね?
(先生…先生!
心の中で叫ぶ。
届いてるはずもないのに…
いつも水曜日の5時間目になると、水瀬先生は窓際で、外を眺めながらコーヒーを飲んだりタバコを吸う。
そんな姿を眺めて居られる最高のひと時なのに…
「さ・く・ら・だ!!!」
教科書を丸めて頭を叩いて来る。
これ以上バカになったらどうしてくれるんだ。
ほらこうやって、私の天敵がいつも幸福の時間を邪魔しにやって来る。
「桜田、お前はいつもどこ見てるんだよ。黒板は前だぞ?お前の黒板は、窓の外にあるのか?」
あぁ、そのセリフ何回聞いたか…耳にタコができるよ…。
『すいませーん。』
いつもこのパターンだ。
「よしっっ!桜田のために席替えをしよう!」