先生あのね。
クラス一同
《えーーー!!!!》

(嘘でしょ…
やっと勝ち取ったこの特等席…

『奏多先生流石にそれはないですよ??お願いしますそれだけは…』

「急になんだよ。態度が変わりすぎだろ!この席じゃ集中出来ないだろ?」

「良し!じゃあ、こうしよ!桜田、お前次のテストで大好きな水瀬の、理科と、俺の数学100点取ったらズーーーットこの席でいいぞ!その代わり取れなかったら…」

『ぁぁあ!分かりましたよ!100点取ればいいんですね?!その代わり約束守ってくださいよね!』

「俺は約束を守る男だぞ?」

(あぁ…鬼と契約結んじゃったよ…蒼先生なら全然いいんだけどなぁ…

何気なく、理科準備室の方を見ると蒼先生がこっちを見て何か言ってる

『ガ…ン…バレ?頑張れ!!!?』

もう嬉しすぎて、チャイムが鳴った瞬間に私は走って理科準備室に向かった。

『蒼先生!!授業中目合いましたよね!!』

「合ったね。」

『頑張れって!!口パクで!!』

「ふふっ授業は、ちゃんと集中しなよ美琴さん。」

『先生!勉強教えて欲しいです!』

「随分急だね。ほんと面白い子だっ。」

『あの鬼担任にテストで100点取る契約を交わしてしまったので…。』

「あらら、それは大変だ。でも、僕が見なくても結構美琴さん理科得意でしょ?」

『そうですけど…そのですね…あの、一緒に居たいっていうか…長く一緒に過ごしたいっていうか…』

「分かった。とりあえず、100点取れるように全力でフォローするよ。頑張ろうね!」

ルンルンで教室に帰ると、鬼が待って居た。
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