くまさんとうさぎさんの秘密
by 熊谷 義明
「足元やら、首回りやら、視線感じたら、胸がキュンてする。」と、彼女は言った。キュンて、何だよっっ
「おんぶしてもらったら、胸に背中の感触感じたい。」と、彼女は言った。彼女をおんぶするのは大好きだった。ペットを抱き上げる感覚とでも言うか、、。意識してるなら、あんな無防備有り得ないっしょ。
「手つないでくれたり抱きしめられたりしたら、別のところさわられたくなったり。」と、彼女は言った。宇佐美、それは、男に言っちゃダメだ。。

「今は、しない。今はしないけど、でも、触らして。触って欲しいとこ。」
俺は、宇佐美を抱き寄せた。彼女は、俺に胸を刷り寄せて来た。俺は、彼女の胸を感じながら、彼女の全身に手を滑らせる。彼女は腰をよじってそれに応える。ちゃんと感じてくれてるのが、嬉しくて、気が大きくなる。

調子に乗って、割れ目に手を滑り込ませると、ひくひくと、女芯が反応した。そこがトロトロに溶けていることも分かった。
真珠とおぼしき所に指先が触れたとき、「きつっ」と、宇佐美が顔を歪めたので、手を引っ込めた。宇佐美は、でも、腰を擦り付けてきた。頭が沸騰しそうになった。
焦れてるんだ。。
ひっかいたからダメだったのかと、ゆるゆると撫でてみる。宇佐美の恍惚とした目尻から涙が伝う。
その時、宇佐美の手が俺のあらぬところにのびてきた。
「ダメっ。バカっ宇佐美、やめろって」手をつかんで制止するも、反対の手も延びてきて、いたずらしようとする。
慌てて、彼女の両手を捕まえて、体の脇に押さえ込んだ。
「ちょっと待て、。お前、初めてじゃないの?」
宇佐美は、目が覚めたように俺の顔を見た。
「初めてだよ。言ったじゃん。できなかったって。」
俺、どうかしてる。。これは、イケナイ会話だ。そこに、もし、嘘があったとしても、過去の事なら気がつかないふりをしてやることだろう。
慌てて、ごまかすようにキスした。彼女の手は押さえ込んだまま。。今触られたらヤバい。。今触られたら、すぐ出てしまうかも。。
「初めてだよっっくまさんの、バカっバカっあっっんっ」
彼女の中に、指を埋める。彼女の中は狭い。ここに侵入したものが無いというのは、多分本当だと思う。でも、、触られたり、触ったり、無かったのかと言われると、初めてにしてはうまく行き過ぎに思える。
初めての女って、こんなに感じるもん??
経験無さすぎて分からない。
狭い蜜露がひくひく震えて俺の指を咥えこんでいる。動かさないでじっとしていたら、いやらしくよじっていた腰がリズムを持って指をしゃぶりはじめる。
自分の指が性感帯になったような気がした。
思わず手の力が抜けると、逃げ出した宇佐美の片手が俺の背中に回った。もう片方の手も、思わず放すと、宇佐美は、俺を抱き締めた。。

どうしろと。。
「くまさんだけなのにっっ。」
「ごめん。」
「ごめんって言わないでっ」
宇佐美は、また涙をポロポロながした。
「私の事、はしたないって思ってんでしょ。。」
「そんなことないよ。。」
「じゃあ、してっ。」
宇佐美は、俺の事を、ぎゅうぎゅう抱き締めていた。
ひとまず、キス。。
好きだよ。宇佐美。
俺は、宇佐美が擦り付けてくる場所を指の腹で刺激してやった。
「あんっあっ」
キスで口を塞ぐ。
夢中になってくれていると思う。
蜜露がキュウキュウ締め付けて、それから、、ひくひく震えていた。。
ひくひくと、震えるあそこの感触を味わっていると、宇佐美が突然声をあげた。
「バカっ」
宇佐美は、泣きながら、抱き締めていた俺の頭をポカポカと叩き始めた。
「痛っ痛っっ」横から平手で殴られる。、!
「好きじゃないくせに、好きって言うなっっ。」
「好きだよ。めちゃめちゃ好きだよ。」
「じゃあ、何で、何でっっ。?何でしてくれないの???」
俺の方も、彼女に煽られて、ものすごく気持ちが昂っていた。
「ごめん。」

俺は、彼女をそこに残して、風呂場に逃げ込んでしまった。そもそも、扉が開けっ放しだ。我慢の限界だったものを出してしまってから、ものすごい罪悪感に苛まれる。
めちゃめちゃ好きだ。何してんだ、俺はっっ。、











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