くまさんとうさぎさんの秘密
お母さん熊
by宇佐美 優那
ひとみさんがえらく疲れてそうなので、とりあえず休んでもらうことにして、私は、くまさんに連絡した。
「くまさん、ひとみさんが本当になんか困ってることあるみたいなんだけど、今どこ?」
「何、まだ調子悪いの?」
「あのさ、その事なんだけどさ、ひとみさん、薬飲んでないよね。あんだけ、吐いて吐いてしてるのに。。」
「ひとみ、くすり嫌いなんだ。俺も、小さい頃からほとんど飲んでない。何か、ちゃんと検査してくれる病院に行って、自分で必要と思った薬以外、予防薬みたいなもん、風邪の時の抗生剤とか、みんな捨てちゃうんだ。」
うーん。ニブイ。
「ひとみさん、付き合ってる人いたっけ?」と、私は話題を変えた。
「店のオーナーさん。」
「、、、あの、若いお兄ちゃん??!」
「結婚すんの?」
「いや、何も聞いてないけど、そういう話でてんの??」
くまさんが、はっとしたように沈黙した。
「できちゃったわけ??」と、くまさんは、言った。多分、ちょっと怒ってた。
「そうとは言ってないけど、私に、もう一度熊谷家に来てほしいって言ってるの。秋ごろだって。。」
「多分、ちょっと寂しいだけじゃないの?」と、くまさんが口調を戻して、呑気に言った。
「あのさ、彼氏がいて、子どもの手が離れて、好きにしていいんだよ。それがさ、息子の女友達に助けてくれとか、保育士の力を借りたいようなこととか。。おかしいよね。困ってるよ。ひとみさん、困ってる。」
また、変な間があった。
「今から帰るわ。」と、くまさんが言った。。
ひとみさんがえらく疲れてそうなので、とりあえず休んでもらうことにして、私は、くまさんに連絡した。
「くまさん、ひとみさんが本当になんか困ってることあるみたいなんだけど、今どこ?」
「何、まだ調子悪いの?」
「あのさ、その事なんだけどさ、ひとみさん、薬飲んでないよね。あんだけ、吐いて吐いてしてるのに。。」
「ひとみ、くすり嫌いなんだ。俺も、小さい頃からほとんど飲んでない。何か、ちゃんと検査してくれる病院に行って、自分で必要と思った薬以外、予防薬みたいなもん、風邪の時の抗生剤とか、みんな捨てちゃうんだ。」
うーん。ニブイ。
「ひとみさん、付き合ってる人いたっけ?」と、私は話題を変えた。
「店のオーナーさん。」
「、、、あの、若いお兄ちゃん??!」
「結婚すんの?」
「いや、何も聞いてないけど、そういう話でてんの??」
くまさんが、はっとしたように沈黙した。
「できちゃったわけ??」と、くまさんは、言った。多分、ちょっと怒ってた。
「そうとは言ってないけど、私に、もう一度熊谷家に来てほしいって言ってるの。秋ごろだって。。」
「多分、ちょっと寂しいだけじゃないの?」と、くまさんが口調を戻して、呑気に言った。
「あのさ、彼氏がいて、子どもの手が離れて、好きにしていいんだよ。それがさ、息子の女友達に助けてくれとか、保育士の力を借りたいようなこととか。。おかしいよね。困ってるよ。ひとみさん、困ってる。」
また、変な間があった。
「今から帰るわ。」と、くまさんが言った。。