泣き顔の後に笑って
はじまり




8月26日




4人の男女はいつも通りの夏休みを過ごしていて






いつも通り、帰っていた




「あーあー夏休みもあとちょっとかー」



「ほーんと、終わりたくないよね」




制服を来た短髪のツンツン頭の男と


同じく制服を来たボブくらいの長さの女が
"夏休み"というワードを出して天を仰ぐように嘆いていた




短髪の男の名前は『磯山太一』(イソヤマタイチ)


そしてもう1人の女は『湊好未』(ミナトコノミ)





4人は夏休みの中、夏期講習に参加している高校生グループだ


4人とも高校三年生




そんな中




「あれ?賢也、ノート買うっていってなかったっけ?」



もう1人の女が1人の男に問う




都橋賢也(トバシケンヤ)は何かを思い出すようにハッと立ち止まった




「あー!やべー!忘れるとこだった!
藍華、ありがと!」



賢也は『宮下藍華』(ミヤシタアイカ)にお礼を言い



賢也は3人とは逆の方向に向かい



「先に帰っててもいいぞー
ちょっとコンビニでノート買ってくるわ」



3人は軽く返事をする








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