泣き顔の後に笑って
先生が横を通る
何も言われない
おいおい、節穴か?
俺は着替えてから来なさいって言われるの待ってるんだけど
こういう時に限って何も言ってこない
腑に落ちねーなー
いつも通りの生活
俺はそう思っていた
「お?」
俺は知ってる人を見つける
いたいた!こいつがいなきゃ始まらねーよな
「おーーい!太一ー!」
太一に伸ばし棒やると変だなー
あっひゃっひゃっひゃー!
爆笑
俺は太一に向かって大きく手を振った
しかし太一は
【スッ】と無言で通り過ぎる
なんだよ、連れねーやつだな
太一はいつもテンションが低めでノリ悪いからな
俺は太一を追いかけて
「なあー太一、
俺の格好見てくれよ
やばくね??間違えて着てきちゃった」
俺はいつも通り太一に話しかけるが
太一は反応しない
なーんだー??
俺は太一のおかしな行動に
「おーい!太一!」
太一の肩を叩こうとする