泣き顔の後に笑って




「せ、雪菜!さっきぶり!」



俺は無理とわかっていても




「雪菜ーこの前言ってたやつだけどさー」




俺は苦し紛れに話しかける


これが惨めだとわかっていても





雪菜と一緒にいたかった





「おい、賢也、見苦しいぞやめろ」



エリカさんは俺の腕を引っ張り言うが




「未練残すなって無理だよ!
俺も喋りたいこといっぱいあるんだからさ!」




俺は必死にエリカさんに訴える



しかし





「死んでもうるさいやつだな
さっき言ったことが全てなんだよ」





「じゃあ俺が未練残ってたらどうなるんだよ!」



「お前頭悪いのか??
不幸にするって言っとるだろ」





なんだよ、不幸って



俺は心の中で何回もふざけんなと言った






そんな中







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