転生令嬢の異世界ほっこり温泉物語
新たな温泉は、ミント村のすぐ側に有った。
村の門を出て、東側。

まさかこんなに近くに有ったとは。
これなら湯冷めもしないし、移動も苦じゃないだろう。

地表近くの断層で流れが止まっている為、少し掘らないといけないけど、みんなで力を合わせればなんとかなる。

同時進行で宿の準備も始めていた。
東側の空き家を何件か見て、一番痛んでないかつ改装しやすそうな建物を二軒選ぶ。

前世の記憶によれば、人気のリゾートホテルは、綺麗で豪華、日常生活を忘れられるようなところだ。
細かいところまでも気遣いに溢れ、また来たいと思わせるようなところ。

理想としてはそんな施設で来た人に癒しを感じて欲しい。

けれどそれは最終目標。
今は手に入るものの範囲で工夫して作り上げて行こう。
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