君がいて、僕がいる。

「俺は、真希のこと好きだよ」

「きゅ、急にそういうこと言われるの照れる」


これまたいきなりそんなこというから、私の顔はぼんっと爆発。
脳みそ吹き飛んでないかな。


「真希さ、俺の初めてあったときのこと覚えてる？」

「もちろん覚えてる。インパクトあったもん。」

「あん時俺さ、真希に向かって
大切な人ほど話しにくいっていったじゃん。
無関係な俺だから話せない？って。」

「あー、うん」


あれが、すべての始まりだったもん。
忘れるわけないよ。


「俺が今まさにそれ。
真希に知ってほしいって思いつつも、なかなか言うのが難しくて
あの頃と違って、真希が俺の大切な人になっちゃったからなんか話しにくくて

……でもいつかちゃんというから。待ってて？」


…そっか、そうだったんだ。
もう、そんなこと言われたら待つしかないじゃん…


「…わかった、待ってる」

「あ、でも家族のことを自分から話したのは真希が初めてだから」

「はいはい、わかったよ」

「俺はちゃんと好きだから」

「もう、わかったってば！」


……でも、そんな一言で胸を高鳴らせ、顔を紅潮させる。
これってやっぱり、私は恋をしてるってことなのかな…