生徒会長とのお約束
「乙女の体重がどれだけ重要か、あんたにはどうせわからないものね!」
「あぁわからないね。興味もない」
「腹立つ〜!」
ご立腹の美海先輩と、余裕な藤くんの一騎打ち。
傍観者の私は、ちょっぴり仲のいい2人を羨ましく思ったり。
藤くんと美海先輩は同い年だもん。仕方ないよね。
「はーい!ストーップ!!」
そこに、同じく青いジャージを着た野内くんが仲裁に入った。
ここは生徒会室。
これまでの美海先輩の発言を、この人はずっと眺めていたわけだ。
全くもう。野内くんてば、止めるのが遅いよ。