生徒会長とのお約束



合間を縫って私たちも健康診断を受けながら、という仕組みだ。




「そんなあからさまに拗ねんなよ」

「拗ねてないもん」

「拗ねてんじゃん」



と、いうわけで、私と藤くんは2人で体育館へ。


さっきの保健委員女子の視線を気にしていた私は、まんまとそれを藤くんに突っ込まれた。




「蜜は俺に笑うなって言うの?」

「それはダメ!藤くんの笑顔は世界一だもん!」

「ふはっ、何だそれ」


クスクスと笑う藤くんは、やっぱりカッコいい。



ずっと見ていても飽きる気がしなくて見つめていれば、藤くんに「見すぎ」と怒られた。



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