生徒会長とのお約束
そして次の日も。
「夏目くん、ちょっとだけでも生徒会室寄って行こうよ」
「………」
その次の日も。
「夏目くん、生徒会結構楽しいよ?」
「………」
そのまた次の日も。
「夏目く………」
「あ、夏目ならさっき帰りましたよー」
「えっ、噓!?」
ことごとく私の努力は打ち砕かれ。
「みっちゃん、もう諦めなよ」
「真崎、もう俺らは決意を固めるしかないみたいだぞ」
「蜜先輩…!私も頑張りますから…っ!!」
生徒会のメンバーにさえも、諦めることを勧められるまでになってしまった。