生徒会長とのお約束
「みっちゃーん!よかったね!みっちゃんの努力の賜物だよ!」
「え、まじで夏目?すげぇな、真崎」
私のところに飛んできて、よしよしと頭を撫でてくれる美海先輩。目を丸くしながら驚いている野内くん。
その全てが信じられなくて、大袈裟ながらに泣きそうだった。
「蜜」
そして、最も愛する人の声が、私を呼ぶ。
「頑張ったな」
藤くんのそのたった一言だけで、さっきまでの不安も全て吹き飛ぶから不思議だ。