生徒会長とのお約束



あぁ、好き。大好きだよ、藤くん。



また1年後も、その次の年も、ずっとずっと一緒にいられますように。


そして、こうしてお祝いができますように。




「私の方こそ。いつもありがとう、藤くん」



繋いだ手を、さらにぎゅっと握った。


いつまで経っても、私は藤くんにドキドキしっぱなしだ。




それからしばらくの間、藤くんと2人でこの景色を眺めると、私たちはその場をあとにした。




向かう先は、ハンバーグが有名なファミレス。


私たちが大人だったら、本当は高級レストランとかに行く流れなんだろうけど、あいにくそこは高校生クオリティってことで。


藤くんと付き合ってからよく行くお店でもあるしね。



< 84 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop