手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~

「じゃあ、私こっちだから! また明日学校でね~!」


「うん! また明日ね!」


愛子ちゃんは私と志芳ちゃんとは別の道に歩いていった。


「ねぇ、希望。ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」


「な、なに? 志芳ちゃん」


私と志芳ちゃんの二人っきりになったとき、志芳ちゃんは私に質問した。



< 100 / 227 >

この作品をシェア

pagetop