手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~

ベッドの上でうずくまっていると、私の頭にみんなの顔が浮かんできた。



『私は希望と友達になれて本当によかった。最後の瞬間まで……そのことに後悔なんてないわ…』


『大丈夫! だって愛子も中学の時、いじめられっ子だったもん~!』



みんなも私の選択肢のせいで消えてしまった。


私の心は深い罪悪感でいっぱいになった。
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