手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~

「ねぇ、私の友達も私のこと大切に思ってくれてたかな? 私のこと、大好きだったかな……」


私は泣きそうな声で言った。


「そうよ。きっと、希望がそう思ってたなら、友達だって希望のこと、大好きだったと思うよ」


お母さんの言葉に私は心が揺さぶられた。


「そうだね。ありがとうお母さん……」


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