手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~

『斉藤希望さん。今日までお疲れさまでした。今日はあなたにとって最後の選択肢です。』


「えっ……!!」


私の神様への祈りが通じたのか?
それは唐突な申告だった。


「最後の選択肢って……? 私、このゲームから解放されるの?」


嬉しさと少しだけ不安な気持ちが混ざり合う。


そして、画面が切り替わり、今日の選択肢が表示される。
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