手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~

「ねぇ、みんな……」


「ん? なに?」


「私達って、本当に三人グループだったかしら?」


「はぁ?」



大切な親友達と過ごす時間。だけど、私はふとしたとき、雑然とした寂しさを感じる。


うまく言葉にするのは難しいけど……


私達の親友には、もう一人誰か大切な人がいたんじゃないかって思うことがあるのだ。

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