手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~

「おっ、希望帰ってたの? あんたの分のアイスも冷蔵庫にあるから食べなよ」


台所から紀望お姉ちゃんがアイスを食べながら顔を出した。


「うん! あとで食べるね」


そう言うと私は自分の部屋に行った。



「今日はどんな選択肢が来るのかな?」


私は机に座りながら今日の選択肢のことを考えてみた。

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