手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~
「それより丸!
なに病院でお菓子食べてるのよ! また太るわよ!」
志芳ちゃんは顔を赤くしながら言った。
「えっ! その、お腹がすいちゃって……
病院の先生にも一応、許可とってるから……」
丸ちゃんはまたグループから追放する!って脅されると思ったのか、お菓子をベッドの机からどかした。
「ったく、しょうがないわね」
志芳ちゃんはそんな丸ちゃんの机にお菓子のいっぱい入った袋を置いた。