人魚の住む海
「今日は一緒にお弁当食べられないから~」
昼休みに沙紀がそう伝えに来た。
「たまには同じクラスのお友達とも交流深めとかないとね。お友達いなくなっちゃうから」
一方的にそう言って沙紀は教室を出て行く。
「私も今日はジュンと2人で坂の下のファミレスに行くつもりだったからお弁当持ってきてないんだよね。悪いけど湊とタケル2人で食べてね」
希美もそういってジュンと出て行った。
予期せずタケルと2人でお弁当を食べることになったらしい・・・
嬉しいけど少し戸惑う。席が隣だから授業中雑談することはよくあったけど、休み時間を2人で過ごすなんて・・・
いや深く考えちゃいけない。
頭の中でいろいろ葛藤していると
「天気いいしせっかくだから屋上にでもいく?」
タケルが声をかけてくれた。
「う、うん。そうだね」
お弁当を手に2人で並んで歩く。私の頭1つ分くらい上の方にタケルの頭がある。
ずいぶんと背が高くなった。昔は私よりずっと小さかったのに・・・
男らしくなったタケルを見上げてドギマギする。明らかに挙動不審だ。落ち着け自分。
昼休みに沙紀がそう伝えに来た。
「たまには同じクラスのお友達とも交流深めとかないとね。お友達いなくなっちゃうから」
一方的にそう言って沙紀は教室を出て行く。
「私も今日はジュンと2人で坂の下のファミレスに行くつもりだったからお弁当持ってきてないんだよね。悪いけど湊とタケル2人で食べてね」
希美もそういってジュンと出て行った。
予期せずタケルと2人でお弁当を食べることになったらしい・・・
嬉しいけど少し戸惑う。席が隣だから授業中雑談することはよくあったけど、休み時間を2人で過ごすなんて・・・
いや深く考えちゃいけない。
頭の中でいろいろ葛藤していると
「天気いいしせっかくだから屋上にでもいく?」
タケルが声をかけてくれた。
「う、うん。そうだね」
お弁当を手に2人で並んで歩く。私の頭1つ分くらい上の方にタケルの頭がある。
ずいぶんと背が高くなった。昔は私よりずっと小さかったのに・・・
男らしくなったタケルを見上げてドギマギする。明らかに挙動不審だ。落ち着け自分。