人魚の住む海
朝の海を見に行ってみようか。
ノロノロとベットから起き上がる。寝不足で少し頭がぼーっとしていた。
海は少し荒れ模様。王子を助けたあの時と同じだ。裸足で砂浜を歩く。砂はまだ足に冷たかった。
ふと海を見ると、黒い頭がプカプカと浮いたり沈んだしているのが見えた。
デジャブ?いやあれはほんとに人間だ。小さな男の子!
なんでこんな時間に!
あわてて海に飛び込んだ。必死に泳ぐ。Tシャツと短パンのまま泳いだので水の抵抗が辛い。
男の子は結構流されていて距離があったがなんとかたどり着き男の子を抱える。かろうじて息はしてるけどこのままだと危ない。
学校のプール授業で多少の勘はもどってきてはいたもののしばらく泳いでなかったブランクは結構キツかった。
これで終わりなのかな。二度目はないのかもしれない・・・。
遠くで私の名前を呼ぶ声がした。幻聴?
とにかく必死に前に進むものの波に押し戻されてうまく進めない。手の感覚がなくなってくる。1人ならまだしも男の子を抱えては・・・もうダメ・・・
そう思って力を抜こうとしたときにふと体が軽くなる。タケルが男の子を抱えてくれている。
ノロノロとベットから起き上がる。寝不足で少し頭がぼーっとしていた。
海は少し荒れ模様。王子を助けたあの時と同じだ。裸足で砂浜を歩く。砂はまだ足に冷たかった。
ふと海を見ると、黒い頭がプカプカと浮いたり沈んだしているのが見えた。
デジャブ?いやあれはほんとに人間だ。小さな男の子!
なんでこんな時間に!
あわてて海に飛び込んだ。必死に泳ぐ。Tシャツと短パンのまま泳いだので水の抵抗が辛い。
男の子は結構流されていて距離があったがなんとかたどり着き男の子を抱える。かろうじて息はしてるけどこのままだと危ない。
学校のプール授業で多少の勘はもどってきてはいたもののしばらく泳いでなかったブランクは結構キツかった。
これで終わりなのかな。二度目はないのかもしれない・・・。
遠くで私の名前を呼ぶ声がした。幻聴?
とにかく必死に前に進むものの波に押し戻されてうまく進めない。手の感覚がなくなってくる。1人ならまだしも男の子を抱えては・・・もうダメ・・・
そう思って力を抜こうとしたときにふと体が軽くなる。タケルが男の子を抱えてくれている。