ベストフレンズ=ベストラバーズ
空良のことを話すと、破局の道へとまっしぐら。
それが私の恋愛パターンだった。
相手は親友が男(異性)であるということが信じられず、そして空良に嫉妬し、結局別れることになる。
たとえそれが恋愛の話でも、私は空良には何でも話す。
だから空良は、私の今までの恋愛の全履歴(数は・・片手で足りるくらい超少ないけど)を知っている。

もしかして、これって墓穴?なんか、自分で自分のことが悔しい・・・。
私はブスッとむくれた顔で、空良を見た。

「そういう空良だって、私と同じパターンでつき合っては別れるを繰り返してるじゃないの!」
「そうだよ。だから俺は気づいたんだ。俺はさつきを愛してるんだって」
「な・・・・・・!」

< 15 / 25 >

この作品をシェア

pagetop