ベストフレンズ=ベストラバーズ
くっ、だから!
あんたはそういう顔もカッコいいのよっ・・・!

「さつき。おまえは現状が変わることを怖がってるだけだ。でも俺たちはより良い方向に変わるんだ。あとはおまえが勇気を出す。それだけだよ」
「それだけって・・・で、でもさ、それでいきなりエッチってなんか、全然ロマンチックじゃない・・・」
「わりぃ。だったら、まずはキスからしようか」
「・・・ぁ・・・」

私から手を離した空良が、素早く私の前に立った。
そして私の二の腕に手を置いて、私を自分の目の前に立たせて・・・。

空良の顔が近づいてくる、と思った次の瞬間、咄嗟に目をつぶった私の唇に、空良がキスした―――。

< 17 / 25 >

この作品をシェア

pagetop